結構センセーショナルなニュースがありましたので、共有します。
野村HDがリーマンショック以降初の赤字転落
前期は「のれん」の減損814億円の計上や米司法省との和解金198億円などの一時費用がかさんだ。また、長引く低金利に加え、日経平均株価が昨年12月後半に1年3カ月ぶりに2万円の大台を割り込むなど下期に市場環境が悪化。債券トレーディングや投信販売が振るわなかった。期末配当は1株当たり3円(前年同期は同11円)とした。 収益合計は前年同期比2.5%減の4984億円委託・投信募集手数料は同31%減の661億円投資銀行業務手数料は同12%増の253億円アセットマネジメント業務手数料は同5%減の592億円トレーディング損益は同33%減の984億円 [https://www.msn.com/ja-jp/news/money/野村%EF%BD%88%EF%BD%84は赤字に転落、リーマン危機以来10年ぶり/ar-BBWgVSD?li=BBfTvMA]より出典
記事によると、「のれん」の償却費用と和解金により費用が増加している点と、
本業が不振になっており減損分をカバーできていないようです。
年末年始の、株価の乱高下も効いている模様。
金融業は、好不況の波を大きく受けやすい職種ですのでじわじわと不況の足音が聞こえてきているように思います。
日本企業の決算の状況があまりよろしくないようですね。
野村証券の企業方針について
野村証券は、ノルマ証券と揶揄されるほど、ノルマがキツイ証券会社として有名ですね。
私の時代は内定を辞退するとコーヒーをかけられたなど、悪い噂が付きまとうイメージがありました。
証券会社でノルマを課す理由とは、顧客が金融商品の売買を繰り返すことで発生する手数料を稼ぐことが、
証券会社の利益になることに他ならないからです。
高い手数料と回転売買で、証券会社は高収益を得てきたのが今までの野村証券のやり方でした。
しかしながら、この回転売買というのは非常に厳しく、常にハードワークも求められますし業績も市場に影響されます。
これはIT業界でも同じです。回転売買・自転車操業でノルマを達成するのは本当に厳しいです。
顧客や市況に左右されますが、ノルマはそこに影響されないですし。
野村ではこの方針を転換し、ストック型のビジネスへ転換を図っている最中のようです。
ストック型ビジネスとは、投資信託の信託報酬のような形で何もしなくとも継続的に利益が発生するビジネスモデルですね。
コンサルティング営業という職種を作り、顧客満足度の向上も図るようです。
正しい方針転換だと思います。顧客と会社の両社のメリットになりますからね。
ファンドの母体が大きくなれば、バンガード社のように手数料を極限まで引き下げることもできますし。
野村HDが転換しようとしているストック型ビジネスについて
企業はみなストック型ビジネスをやりたいと思うんですよ。
流行りの言葉でいうとサブスクリプションと言いますね。
継続的に利用してくれるユーザーからお金をとることで、毎月固定収入が入ってくるビジネスは
経営方針も立てやすいですし無茶をする必要もありません。
Appleもそちらに大きく舵を切っていますよね。
みんなストック型ビジネスができるものならやりたいと思うんです。
でもなぜできないのかと言うと、塵も積もれば山となる戦法なんですよ。
ストック型ビジネスは。
1人月額500円の利用者を毎月100人づつ獲得するとかだと、1か月目で50,000円、1年目で60,0000円、10年で6000,000円
のような感じで成果が出るまですごい時間がかかるんです。
株の複利と一緒ですね。母体が大きくなるとある程度加速していくと思いますが。
手数料型からストック型への転換が成功することを祈っています。
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