こんにちわ!!ぽん太です。
ITの世界では色々なワードが飛び交っては消えて、忘れた頃にまた現れてを繰り返しますね。IT関連に投資をするのであれば、中身をちゃんと知ってから投資をしたほうが安心・安全です。あとエンジニアから見ると営業とかコンサルタントとかが、経営者にものを作るために勝手にキーワードを作って売ります。全然中身の技術が実用段階に入っていないのにね。
なので今日は、ビットコインなどにみられる技術をハイプサイクルを使って、説明していきたいと思います。
ちなみに私は仮想通貨への投資予定はないよ。あと取引所への誘導はないので安心して読んでね。
【仮想通貨】ビットコインについてどう考えるか?ハイプサイクルを使って考えてみる。
ビットコインのキーとなっている技術については皆さんご存知でしょうか。そう、「ブロックチェーン」ですね。ブロックチェーン技術は、結構革新的な技術です。P2P技術に近いものがあり、P2PというとWinnyとかを思い出しますがあれも技術的には凄かったんだと思います。残念ながら悪い面ばかり見られて潰されてしまいましたが。
まずは簡単にブロックチェーンの技術について簡単に。
ここはよく言われてると思うし、技術に興味がなければ読み飛ばすと良いよ。
P2Pそのままコインを取引すると、不正な取引が行われてしまう可能性があるのでそれを防止するために、ブロックチェーンを利用しています。ブロックチェーンという取引の履歴を攻撃から守り、不正利用を防止するために使われているのが、公開鍵暗号方式とSHA-256というハッシュ化技術です。
この2つの暗号化方式は、一般化しており私も何度も仕事で使ってます。暗号化については、深く振れないですが、公開鍵暗号方式はHTTPSに使われていて皆さんも必ず使っている技術です。このブログも公開鍵暗号方式で暗号化されて皆さんに配信されていて、第三者がネットワークの経路上で盗聴しても中身に何が入っているか分からないようになっているので安心して見てくださいね。
SHA-256はハッシュ化の方式ですね。ハッシュ値は非可逆暗号でハッシュ化するのは簡単だけどもとに戻すのは非常に大変という特性を持っていて、パスワードの保管などで利用することが多いです。
import hashlib
key = “パスワード”
sha256 = hashlib.sha256(key.encode()).hexdigest()
print(key)
print(sha256)
このサイトで↑のPython3のコードを張り付けて実行するとハッシュ化は簡単にできるので興味があったらやってみてくださいね。
プログラムに興味があったら GoogleAppScriptとかVBのようにスプレッドシートとかExcel上で動くやつがお勧めです。普段の定型操作を全部自動化できます。管理系業務にお勧め。
ブロックチェーンについては、コインの取引(トランザクション)を暗号化されたブロックでつなげていい感じに不正利用を防止してサーバーを利用せず通貨を管理しているという革新的な方式です。今のコンピューターで破るのは難しいですが、量子コンピュータのような圧倒的な計算量で挑まれると暗号化は解けてしまうので、量子コンピュータの登場の話が出たりすると暴落しますよね。
ブロックチェーン技術自体は、他の分野にも応用できそうな革新的技術だと思います。しかしWinnyなどにもみられましたが、技術自体は良くてもP2P技術は不正利用しようとする輩が沢山現れたり、政府などが管理不能になるので権力者側からすると厄介な技術でもあると思います。サーバーがないので管理不能になりかねないので。各国の政府も乗り気ではないですよね。
投資の観点からIT技術などにみられるハイプサイクルについて解説。
ハイプサイクルはITに投資しているのであれば有用な考え方ですね。「黎明期」、「過度な期待のピーク期」、「幻滅機」、「啓蒙活動機」、「生産性の安定期」の5段階からなり2017年末から2018年の年初くらいが仮想通貨の「過度な期待のピーク期」であったものと思います。今ブロックチェーンは幻滅期に入っていてピークが過ぎた後に一気にバブルが崩壊したのは記憶に新しいです。
黎明期:画期的な新しいテクノロジとしての潜在的な可能性への期待から、初期の概念実証 (POC) やメディアの関心によって世間から大きく注目されるようになります。実際に利用できる製品が存在していないことが多く、ビジネス面での真の存続性は証明されていません。
「過度な期待」のピーク期:初期の宣伝では、多数の成功事例が報じられますが、多くの失敗事例もあります。この段階で一部の企業は行動を起こしますが、ほとんどの企業は静観しています。
幻滅期:実際の導入が行われないなど、結果が出せないと興味が失われていきます。この段階で、ベンダーの淘汰や消滅が進みます。生き残ったベンダーが製品を改善し、早期採用企業がそれに満足を示した場合にのみ投資が継続されます。
啓蒙活動期:新しいテクノロジが企業にもたらすメリットについての実例が増え、具体化していくとともに理解が広がっていきます。ベンダーから第2世代、第3世代の製品がリリースされます。パイロットに投資する企業の数は増えますが、保守的な企業は依然として静観しています。
生産性の安定期:主流の採用が始まり、ベンダーの実行能力を評価する基準がより明確に定義されます。市場に対するテクノロジの広範な適用性と関連性が、明確な見返りをもたらします。
出典:Gartner
なんでハイプサイクルの話をしているかと言うと株価や価格とハイプサイクルが連動しているからです。
このチャートを見ていると今は、ブロックチェーン技術よりも先に「啓蒙活動期」に入っているように感じます。暴落時にディスっていた人たちが、今は地道に啓蒙していますよね。30万円台のときにこのハイプサイクルを知っていれば購入することができたかも知れません。私もちょっと迷ったのですが口座がないのもあり辞めました。値動きも激しいし24時間動くのでめんどくさそうなのが嫌でした。安心して寝れるから米国株を選んだのでそこと矛盾してしまう。
ITのキーワードも古いのだとダウンサイジング、仮想化。最近だとIOT、機械学習、ディープラーニングとかいっぱいありますよね。聞いたことないのもいっぱいある。
株価や企業も同じサイクルを通る。
企業も過度な期待→成長期→成熟期→衰退期のサイクルを通して株価も連動して動きますよね。Amazonの株価もITバブルを通して利益もないのに過度な期待を受けて大きく上昇しその後ITバブルが弾けて大きく下落、その後圧倒的に成長し今や株価が1800ドル付近です。ここまで大きく成長期で株価が上昇することは中々ないですがこの後いつかは成熟していくんだろうなと思います。
ソフトバンクGの方がわかりやすい値動きをしています。ITバブルの過剰な期待で1万円まで株価を上げた後暴落しその後成長と共に4000円台まで株価が上昇してきました。ITバブル崩壊時に倒産した企業も数多くあり、生き残った企業は数少ないので狙い撃ちして買いに行くのもかなり先見の明が必要だとおもいます。
Microsoftのように成熟期に入ったと考えられても突然クラウドなどの技術で、成長に転じてみたりと1つの企業の中でも新しい技術などを利用することでサイクルを超えて成長するケースもあるのが面白いところです。
バブルのように上昇していく株価を見てあー、過度な期待のピーク期とか、幻滅期に入ったんだな。とか思いつつ見ると冷静にチャートを見れますぜ、兄貴。
まとめ
いかがだったでしょうか。IT技術に関しても企業の株価に関してもハイプサイクルを使って考えるとまた違った一面が見られるのではないかと思います。ビットコイン単体で考えると今後どうなるか分かりませんが、ブロックチェーンを利用したP2Pの技術として考えると今後伸びしろがまだまだあると思います。その時に利用される仮想通貨がビットコインかどうかについては私は分かりません。リブラのような新しい通貨にとって代わられて暴落するかも知れませんしビットコインがこのまま普及するのかも知れません。
そこまでは読めませんし、私は自分で働かない通貨系に投資する予定はありません。しかしながら、ハイプサイクルをしっかり理解していれば、2017年末の仮想通貨バブルがハイプサイクル上の「過度な期待のピーク期」だなと冷静に見つめることができたのではないかと思います。周りの同僚が仮想通貨の口座を作る中、私は華麗にスルーしました。黎明期に投資していた人達は、びっくりしたでしょうけどね。
ちなみにマイニングも試してみたのですが、ビデオカード付きのPCで1日0.37$だそうです。電気代の方が確実に高いですね。
この記事が、皆さんの資産運用の助けになれば良いなと思います。
IT技術は、変なキーワードを付けられて煽られることが多いです。クラウドとかは出たての頃は微妙でしたが今では大成功しましたね。仮想通貨は流行りを追うのがめんどくさそうなので私は投資しません。
本日は以上です!!