こんにちわ。ぽん太です。
ボーイング社が737MAX問題で株価を急激に下げています。370ドルほどまで回復していた株価が、今日の所、331ドルと2日間で40ドルも下落してしまいました。一時440ドルまで上昇していた同社ですが、新型機である737MAXが墜落事故を起こして以来どうも不調であると思います。
本日はその辺を記事にしていきたいと思います。
ボーイング社が急落。737MAX問題は深刻な方向へ。
ボーイング社は皆さんも乗った事あるのではないかと思いますが、2階建てのジャンボジェットであある747、双発機で国際線でも良く使われている777などで有名です。世界で大型旅客機を製造している大手はヨーロッパのエアバス社と米国のボーイング社の2強です。トランプ政権の追い風でセールスを伸ばし、一時期株価は440ドルを付けるまで上昇していました。
しかしながら737MAXの墜落事故を受けて急落して以来この1年は株価が低迷しています。
ボーイング737MAXはボーイング737NGの後継機で同社の小型ジェット機の最新鋭機になります。事故の焦点となっているのは下記の2つのシステムの誤作動による墜落のようです。
・操縦特性向上システム(MCAS)
飛行機の機首が上を向きすぎた時に自動的に機種の向きをセンサーが検知して自動的に機種を下げるような動きをしていた。(他にも色々な機能があると思います。)
・失速警報装置
航空会社がオプションの計器を追加購入しないと作動しない仕組みとなっていて、正しい情報をMCASに送っていなかった。
簡単に書くと上記の複数のシステムの微妙な誤作動で、墜落事故が多発していた模様です。そして21日に事前にボーイング側が上記の不具合を知っていながらも、FAA=アメリカ連邦航空局に報告していなかったとのこと。そのため株価の急落が起きています。
ボーイングのビジネスは強いが、問題は長期化しそうに感じます。
ボーイングは民間航空機部門以外にも防衛・宇宙・セキュリティ部門を持っています。日本の主力戦闘機であるF-15Jもボーイング社製ですし世界最高の戦闘機であるF-22など軍事分野や宇宙航空分野にも強くアメリカにとって必要な企業であることは間違いありません。
また、民間航空機も世界でボーイング社のライバルとなるのはエアバス社だけですしね。最近私が旅行に行くとエアバス社の航空機が選ばれることが多い気がします。
ボーイングの個別株は何度か購入しようか迷ったこともありますが、ESG投資の風潮が軍事分野を避けさせたり737MAX問題が発生したばかりであったため見送っています。飛行機の墜落事故と言うのは避けて通れないものでありますが、今回は長期化しそうな感じがしますね。
特にセンサー類と絡んでソフトウェアの不具合が発生しているとなるとソフトウェアの不具合って中々直らないものなので。航空機を飛ばすようなソフトウェアは恐らく非常に膨大で複雑なものになっているでしょうからね。
現在全ての機が運航停止となっておりその費用は1兆円近くにも上るようです。問題になっている株をあえて購入する理由はないですからね~。
PERは18程度まで下がってきており割安になりつつあるとも考えられますが皆さんはどう感じるでしょうか。
ボーイング社のような有名企業の株なのでいつか再度上昇に転じると思いますが、今は不穏ですね。
本日は以上です!!