どうもこんにちわ!!ぽん太です。
レバナスのデメリット、急増するレバナス信仰の裏側。
大変魅力的な過去10年のパフォーマンス
レバレッジナスダックが流行っていますね。私もたまにTLなどで見かけたり話題を参照したりすることがありますがやはりレバレッジナスダックの一番のメリットはこの図に見られる圧倒的なリターンを得られる可能性があることですよね。この一点に尽きると思います。
でも、不思議ですよね。こんなにレバレッジ投信が無敵であるならあのウォーレン・バフェットもレバレッジを利用すると思いますし天才と呼ばれる人たちがレバレッジを駆使することを勧めてくるはずなのにそういう風にはならずに、一般の人向けになぜかここ最近登場してきました。直近のパフォーマンスが良かったから登場し来ていると思われますねこれらは。
レバナスのデメリット、過去のパフォーマンスは未来の保証にはならない。
金融庁は6月にレバレッジ型の金融商品について正式に注意喚起を行っています。当然長期投資には向かないのでつみたてNISAでは購入することは出来ないですし、この記事でも指摘されていますが早期にFIREしようとする人たちが商品性を誤解して運用を続けている可能性を指摘しています。あくまでもパフォーマンスとは切り取る期間によって異なるので2倍のレバレッジ投資が1倍を上回るとは限らないのです。
この図にもあるようにITバブル級の下落が起きるとレバレッジをかけたNASDAQは-98%にも達しているので、これが自分が投資を終わらせる年齢の時に発生した場合にはもう目も当てられません。-98%にもなったら繰り上げ償還されてしまう可能性が高いので70歳の時に1億円が200万円になって繰り上げ償還などされた日にはもう目も当てられません・・・。また横ばいの相場では減価のリスクも伴いますし、レバレッジなしの指数を上回るわけではありません。
しかも今は10年以上米国株が上昇してきて、非常に株式市場が好調な状況で特にNASDAQ100も上がりに上がっていますよね。半導体関連なんてNVIDIAがPER70なんていう非常に高い評価をされてしまっていますので過去10年の上昇が今後10年に当てはまるとはちょっと思えないなとも思います。過去のパフォーマンスは未来のパフォーマンスとは全く関係がないですから。
続々と登場するレバナスは証券会社側の都合も・・・。
そしてなぜそんな商品が沢山出てくるのかと言うと、通常のNASDAQ100に連動する商品が0.5%の手数料だった場合はだいたいレバナスは1%くらいの手数料となるようです。1%と言うと私は大分高く感じてしまいますが、証券会社側からするとレバレッジをかけて手数料の高い商品が沢山売れてくれると当然利益が高いのでうれしいのです。
これは、証券会社は顧客のためになる商品よりも毎月分配型ファンドや高配当投資信託みたいな顧客のためにならなくても人気があって売れる商品を作るのです。当然普通のNASDAQ100連動投資信託を100万円購入してもらうよりもレバナスを購入してもらう方が証券会社は儲かりますよね。続々と登場するレバナス投信の裏側にはそんな事情も見え隠れします。
何にせよ、ウォーレン・バフェットが推奨するS&P500ファンドなどの市場時価総額の加重平均をとった投資信託以上にお勧めできるものは無いと思います。
-98%なんて食らったらさすがに落ち込みます。
リーマンショックを食らった人は体験済みなので安易にレバレッジ勧めてないですよね。
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