こんにちわ!!ぽん太です。
なぜか軍事に詳しい私ですが、戦闘機(ジェット機)の歴史とF-35の優位性について書いていきたいと思います。昔なんか大戦略的なゲームをやっていたせいで興味を持ち、最先端のITや機械の技術を見るのが楽しくなってきてWikiとかを読み漁ってしまいます。歴史は書いていくときりがないので、簡単に説明していきたいと思います。
戦闘機(ジェット機)の歴史について
まずは戦闘機の歴史から見ていきたいと思います。いかにしてF-35の系譜までつながっていくのかがわからないと理解しづらいところがあると思うので。
第1世代戦闘機
第二次世界大戦の末期から朝鮮戦争期にである1940年代に登場した黎明期のジェット戦闘機の事から1950年代までの亜音速機(音速を突破できない)のことを指します。ジェットエンジンのノズルが先端にあるのは今の飛行機のように先端にレーダーのレドームがついていないからでしょう。当時はジェットエンジンの中でもターボジェットエンジンという低速で燃費の悪いエンジンを使っていたので、非常に燃費が悪かったのが特徴です。音速は突破できませんでした。
第2世代戦闘機
第二世代戦闘機は1950年代に登場し1960年代までの超音速機のことを指します。ようやくこの時に音速を突破し、速いことが正義だった時代に突入します。音速の突破には沢山の困難が付きまといました。
第3世代戦闘機
第三世代戦闘機は1960年代に登場した超音速ジェット戦闘機のことを指します。超音速飛行に加えてマルチロール・電波ホーミングミサイル搭載能力・夜間戦闘能力を付与したものを指すようです。F-4ファントムが代表的な機種だと思います。日本の航空自衛隊ではいまだに現役ですね。魔改造されて未だにこの時代の戦闘機を使っていますが早く引退させてあげて・・・。こないだ着陸の時に足が折れるという事故が起きました。もう限界です・・・。ミサイル万能論もこの時代の話でしたしターボファンエンジンが登場し飛躍的に燃費が上がったのもこの時代です。
第4世代戦闘機、4.5世代戦闘機
おおよそ1980年代から運用が始められ、おそらくは2010年代以降まで運用されているであろうジェット戦闘機のことだそうです。その中でも電子機器が先進的なものを4.5世代と分類している模様。自衛隊のF-15Jの半分はファミコンと同じくらいの能力のコンピューターで動いているよ・・・。これも早く更新してあげないと厳しい。4.5世代はAESAレーダーなどの最先端のコンピューター機器が搭載されています。一番よく見かける戦闘機だと思います。AESAという最先端のレーダーを最初に搭載したのは日本のF-2ですが、アメリカに技術供与されていきました。
第五世代戦闘機とF-35について
第五世代戦闘機は、「敵よりも先に発見し、先に(複数の敵機を)撃墜する」という概念を持った今現在で最先端の戦闘機です。高度な火器管制装置とステルス性が求められており今はアメリカのF-22、F-35、中国のJ-20のみ開発が完了しています。J-20はカナード翼をもちステルス性に疑問がある点と大型であるため格闘戦はあまり想定せずミサイルの撃ち合いに使われるものだと思います。
F-22については、世界最強の制空戦闘機ですがあまりにも高価すぎて生産ラインが打ち切られているため、米国でももう調達することができません。なので今現在、各国が通常に購入できる第五世代戦闘機がF-35しかありません。この辺でもすでにF-35の優位性が分かってきていただけると思います。
主体となる開発元はロッキード・マーティンですが、ノースロップ・グラマン・BAEシステムズも開発パートナーとして参加しています。
世界中で使われている機体は第3世代戦闘機や第4世代戦闘機ですが、F-35を購入すれば第5世代戦闘機が入手できるので、航空優勢をとれる可能性が高まり他国への牽制ができるわけです。レーダーに映らず、突然ミサイルを複数発射し、再びレーダーから消えてどこかへ飛び去る、こんなの怖いに決まってます。
F-35のすごいところを書いていきたいと思います。
価格が安いと思う。
1機当たりの価格は8000万ドルを下回るとのことです。日本でも1機あたり100億円を切る価格で調達予定です。え?100億円もするの?って思うかも知れませんが、1980年代の戦闘機であるF-15が1機あたり100億円でした。当時とは比較にならないほどの電子機器と、戦闘性能を持って1980年代の機体と同じ値段ですから、私は安いと思います。今現在F-15は約30億円ほどまで値段が下がっています。沢山売れるほど値段は下がっていきますね。開発に何兆円という膨大な金額がかかっていますが、売れれば売れるほど値段が下がっていくわけです。
ステルス性能と圧倒的な電子機器の性能
今や戦闘機は電子機器とソフトウェアの塊です。世界最先端のIT技術が搭載されています。機体の制御もコンピューター制御ですし、各種装置もすべてコンピューター駆動。ノースロップグラマン社の公式で説明されていますが、EODASという機体のセンサーを統合してヘルメットのディスプレイに映し出し機体を透過して地面が見えたりもはや近未来のSF映画さながらです。
自分はレーダーに映らないくせに超高性能なセンサーで相手は丸見え。ミサイルも真横や後ろに向かって打つこともできます。また、他の機体や艦艇とレーダーに映ったものをリンクすることができるので、上空に飛ばすと超高性能なレーダーに早変わりです。艦隊の目としても運用できます。
お客様のニーズになんでもお答えするA型、B型、C型。
A型 : 地上の航空基地で使うタイプ、固定武装で機銃がついている。
B型 :垂直で離着陸するタイプ。強襲揚陸艦や小型の空母で利用する。燃料が少なく行動範囲が狭い。固定武装はない。
C型:大型の空母で利用する。カタパルトで打ち出されるのと、アレスティングワイヤーにフックをかけて着艦するので翼が大きく、機体強度を高めてある。固定武装はない。
F-35は各種、要望に応えてできるだけ部品を共通化して地上と海上の大型・小型の艦艇から運用します。1機種ですべての部隊に配備できます。B型は下の動画のように超短距離で離陸し垂直に着陸してきます。イギリスのハリアーの後継機用ですが、B型は日本でも40機ほど導入することになりました。
どんな要望にも応えるマルチロール機。
もともと、相手の戦闘機を打ち落とす機体=制空戦闘機、地上を攻撃する機体=攻撃機など役割を決めて目的に特化した機体を作っていましたが、毎回専用機を作るとお金がかかるので1機種に全部詰め込むようになりました=マルチロール機。
F-35は地上攻撃から制空戦闘までこなすマルチロール機でこれが1機種あれば、大体の戦闘目的が果たせます。F-35だけ買っておけば大体大丈夫な機体です。運用上、F-35に不具合があって運行停止になると困るので、最低2機種以上で運用するのが普通ですが。
ステルス性
レーダーを反射する面積が小さい方が、相手のレーダーに映りません。第4世代戦闘機のF-15が10~
25㎡の面積を持っているのに対して、F-35は0.0015~0.005㎡と圧倒的に小さいです。小さすぎると鳥などと区別がつかずコンピューターがF-35を認識できません。ステルス性を維持するためには塗装を補修しないといけないので、お金がかかるのが玉に瑕。
F-15:10~25㎡
F-35:0.0015~0.005㎡
F-22:0.0002~0.0005㎡
まとめ
F-35は22世紀まで現役の戦闘機と言われています。現代では、飛行機の飛行性能は実は重要ではなく電子機器とコンピューターシステムが最重要視されています。そのためステルス性を持った機体という箱の中身を入れ替えて最新にすることで今後出てくる最新鋭の戦闘機と同等の性能を維持していことができるようです。(何か機体に技術的なブレイクスルーが起こらない限りは。)
現役の戦闘機でアメリカの戦闘機のベストセラーは1974年に開発されたF-16ですがすでに初飛行から50年近い期間が過ぎていますが未だに現役です。F-35もこれと同じようにこれから50年以上売れ続けていく戦闘機だと思います。
これだけのものが詰め込まれて通常に運用されていて且つアメリカから購入できる戦闘機って現状これしかないんですよ。なのでLMTのF-35は今後も売れ続けていくでしょう。
なんで私は軍事に詳しいんだろう。
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