こんにちわ!!ぽん太です。
今日は晴れてきたのでウォーキングに出たら、雨に降られました・・・。自粛しなくてはいけなそうな状況なのに、外は雨でジメジメしていて非常に大変な時期ですね。梅雨が明けて晴れてきたら気分が明るくなるかも知れませんね。
なんでIntelは暴落しているの?生産プロセスって何?
Intelのボブ・スワン最高経営責任者が半導体の自社生産をやめるという以前なら考えられなかった可能性を発表したことでIntelの株価が大暴落しています。7nmプロセスルールの製造も半年ほど遅延するそうですね。
さて自作PC歴3年くらいの自作初心者~中級者の私がふわっと内容を説明していきたいと思います。
まずプロセスルールとは何でしょうか?
CPUの中にはこんな感じで細かく配線がしてあってここに電気を通すことで計算を行います。この配線が細ければ細いほど沢山の計算機が中に入るので高性能になります。更に1個1個の配線が細いほど中に通す電気の量が少なくて済むのでより省電力です。
省電力と言うことは、同じだけの電気を使えばより高性能になるということでもあります。
この配線がTSMCを利用しているNvidiaやAMDは7nmプロセスルールを、Intelは自社生産で14nmプロセスルールを採用しています。
もうこの時点で、14nmを採用しているIntelはこの1本の線が他の会社のものよりも2倍太いということがなんとなくわかると思います。2倍太いので大体基本性能が1/2しか出ないと言うのがIntelの現状です。
7nmに移行すれば解消する問題でしたが、ずっと移行できずに来ていて今回は半年遅延するという発表の上で、自社生産をやめます!って発表すればそれは「えー!」ってなって株価も下がりますよね。何よりもIntelがやらないといけないのは、プロセスルールを小さくすることなのに。
2020-07-27
プロセスルールは配線自体の幅ではなく、配線と配線の隙間の幅であるとご指摘を頂きました。
また、IntelとTSMCなどではプロセスルールの定義も少し異なるようで、Intelの10nmがTSMCの7nmと同等くらいのようです。
実際の性能の違いを検証してくれているサイトを紹介。
私が自作PCを作るときに良く参考にしている、ちもろぐさんのブログですがIntelのCPUの性能が非常にわかりやすい形で紹介されています。
今年新発売されたIntelの最新CPUであるcore i 9 10900Kという一般向けの最高性能のCPUのワットパフォーマンス(1ワットでの処理能力)の比較ですが、最新のCPUが去年発売のRyzen3900Xの半分しかないという有様。
大量の電気を流し込んで、Ryzen3900Xと同じくらいの性能を出すことには成功していますが、電気は倍使いますし発熱が凄すぎて普通の冷却装置だと冷却しきれないという代物。
皆、同じ性能で燃費が半分の車があったら当然燃費が半分の車を買うでしょ?Intelがやばい原因はこれですね。もう少ししたら7nmが出るかも知れませんが、TSMCは5nmを発表していますのでこれは一体どうなることやら。
同じ性能であればIntelが勝つと思いますが、完全に技術が停滞してしまっているのが根本的な原因であるので中々解消するのも難しそうです。セキュリティの不具合も致命的な奴が報告されてますし、Appleにも見離れましたしね。
AMDとIntelはいつも競争していてここ10年はIntel一択だったのですが、しばらくはAMDが優勢になりそうです。
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