NISAで大人気の日本航空と全日空!全日空の方が危ない?

こんにちわ!ぽん太です。

 

今日は大きなニュースもなく私も特に株の購入などもしていないので、NISAや初めて買った株でランキング上位だった航空株のJALとANAを見ていきたいと思います。NISAのランキングが航空株2社が上位を占めていたり、初めて買った株ランキングがが航空株2社になっていたりと現在大人気ですが、財務を見ると厳しい経営状況が見えます。

 

NISAで大人気の日本航空と全日空!全日空は結構危ない?

 

“9割減便”のJALとANA「どっちが危ない?」「現金が底をつくまであと何カ月?」 | 文春オンライン

 

週刊文春オンラインにこんな記事が出ていました。今や日本株で大人気となった航空株ですが、9割減便となっている今現在この2社に関しては蓄えた現金で現在の状況を耐えしのぐしかありません。想定よりも現在の状況が長引いてしまえば最悪倒産などもあり得なくない状況です。流石に両者ともに潰れるということは考えにくいですが、すぐに業績が回復するということも考えにくいのが現状です。

 

ANAとJALの決算書

JAL決算説明資料

ANA決算説明資料

 

上記の記事から行くと、JALは変動費が35%で固定費が65%、ANAは変動費が20%で固定費が80%であるためANAの方が危ないという結論になっていました。単純に現在残っている現金及び現金同等物の比較から見るとANAの方が危ないように私も見えます。

 

JALは一度倒産しかけた際に日本の名経営者である京セラの稲森和夫さんの指揮の元、アメーバ経営を導入し再建された経緯がありアメーバ経営は課ごとに毎月PLを会社に提出し厳密な数字管理の経営手法をとっているためコスト管理については定評がありますね。

 

FY2019 売上 費用 費用(月)
ANA 17377億円 16881億円 1406億円
JAL 14112億円 13105億円 1092億円

このように数字を並べてみると若干ANAの方が売上に対して費用が大きいように見えます。やはりANAの方が不利かなと言ったところ。

 

 

あえて先行きが見えない中で購入する株ではないと思う。

ANAやJALは融資の要請なども行っていますので、現金が少ないからすぐ潰れるということではありませんが、この状況が長引けば経営が苦しいのは必然です。株式投資の利益の源泉は会社が稼ぎ出すキャッシュフローにあると考えると、資金繰りが厳しい航空株をあえて今買うのは私は初心者にはお勧めできないんじゃないかなと思います。

 

また、今の外出自粛などが解除された後に人々がすぐに海外旅行などに出かけるかどうかはちょっと疑問です。海外では残念なことにアジア人に対してのヘイトクライムなどが発生している模様です。

 

マスク姿のアジア人女性がニューヨークで暴行受ける

 

今自粛などが解除されても日本人が海外に出かけるのは残念ながらちょっと怖いですね。そういう意識がついていると全てが元に戻るまでにはかなり時間がかかるんじゃないかなと思っています。今あえて業績が安定しない株を購入するよりもこの状況下でも安定して収益を上げられる会社に投資するほうが賢明かと思います。購入するのであれば一気に買うのではなく少しだけ試しに買ってみる程度にしましょう。

 

ぽん太
ぽん太

株価が下落しているからと言って、焦って逆張りするのは危険。ギャンブルにならない健全な投資を心がけましょう。

 

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