【超優良企業】ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)を解説。こんな企業で働いてみたい。

こんにちわ!!ぽん太です。

 

今日は、超優良銘柄として投資家に人気のジョンソンエンドジョンソンについて、記事を書いていきたいと思います。訴訟問題も明るい光が少しだけ見えて株価が上昇しつつあるジョンソンエンドジョンソンですが、長期投資に向く優良銘柄ということでその内容を見ていこうと思います。

 

正直領域的に、医療の領域は自分の知見のある分野ではないため投資の勢いを強めようと思っている分野ではないですが、医療系がよいと思う方はヘルスケアセクターのMSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア・インデックスに連動するVHTを購入するのが安全かと思います。

 

私は、個別株投資には夢やロマンも求めますが、これは身近な人が好んで使っているので購入に踏み切りました。

 

【超優良企業】ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)を解説。こんな企業で働いてみたい。

アキさんが米国村の上位20名のブロガーさんたちの保有銘柄を分析してくださったのですがそのNo.1にVISAと同率で輝いています。

 

事業領域

ジョンソンエンドジョンソンは3つの社内カンパニー制+グループ会社の構成になっています。

企業を知るには、会社紹介資料を読むのが一番わかりやすい気がします。ジョンソンエンドジョンソンの会社紹介資料はこちら


出所:ジョンソンエンドジョンソン

 

出所:ジョンソンエンドジョンソン

 

出所:ジョンソンエンドジョンソン


事業部制とカンパニー制の違いは、事業部制が事業に対する損益責任を負うのに対し、カンパニー制は損益責任+バランスシート責任=資産の効率運用について責任を負うことになります。(ROE重視)

 

出所:ジョンソンエンドジョンソン

直近の2019年第三四半期の決算では、以下の通り。医薬品が強く一般消費者向けが一番小さいんですね。構成が3Mとなんか重なるように見える。

  • 一般消費者向け製品(Consumer):35億ドル(約17%)
  • 医療機器(Medical Devices):64億ドル(約31%)
  • 医薬品(Pharmaceutical):109億ドル(約52%)
    計208憶ドル

出所:ジョンソンエンドジョンソン


上記が税引き前利益率ですが、大体売り上げ比率と同じような感じですかね。43%の利益率とか凄まじい利益率の事業。合計でも34.3%とはすばらしい利益率ですね。。こんな事業私も運営したい!と誰でも思うかもしれません。

 

出所:ジョンソンエンドジョンソン

地域別の売り上げは、北米が約50%で北米以外が50%となります。人口増加がみられるアジア地域等でもシェアを持っていますがおひざ元の米国がやはり一番売れているようですね。コンタクトレンズを利用していたころは、アキュビューを使っていました。世界65か国で販売しておりコンタクトレンズシェアNo.1となっているそうです。

 

ジョンソンエンドジョンソンもコンシューマー部門があるので身近な米国企業ですよね。バンドエイドなどは1回は誰でも利用したことがある気がしますね。外部の格付けでもS&P格付けにおいて世界中でたった2社にしか与えられていないAAAの称号をもらっています。もう1社はMicrosoftですね。あてになるかならないかは、わかりませんが格付け機関でも太鼓判を押しています。

 

医薬品(Pharmaceutical)

  • 免疫(Immunology):STELARA とか
  • 感染症(Infectious Diseases):SYMTUZA、JULUCAが新発売
  • 神経(Neuroscience):INVEGA SUSTENNA/XEPLION とか
  • 腫瘍(Oncology):DARZALEX、ERLEADA
  • 心血管/代謝/その他(CVM /その他)(Cardiovascular/Metabolism/Other (CVM/Other)):XARELTO
  • 肺高血圧症(Pulmonary Hypertension):OPSUMIT 、UPTRAVI

 

医薬品名は見ていてもさっぱりわからないのでざっと流します。上記のような分野で製品を作っているようです。オピオイド系の鎮痛剤(タペンタドール)などもこの医薬品事業の範疇みたいですね。

医薬品の分野では世界第6位に位置しています。アッヴィ、ファイザーなどの米国投資でよく見る社名も並びます。医療品の分野はスイスが強いんですね。

 

出所:Answers News

 

医療機器(Medical Devices)

  • 介入ソリューション (InterventionalSolutions):カテーテルとか心房とか
  • 糖尿病のケア(Diabetes Care):糖尿病患者向けの血糖値測定器など
  • 整形外科(Orthopaedics):人工股関節や人工膝関節
  • ビジョン(Vision):コンタクトレンズなど
  • 手術(手術):外科手術用の医療機器

 

医療機器分野も2019年第三四半期は成長していましたが、上記のような事業領域を持っているようです。コンタクトレンズなどは、市販品からも想像しやすいですが、血糖値の測定器やカテーテル、人工関節なども手掛けているようですね。

一般消費者向け製品(Consumer)

  • BabyCare
  • Beauty
  • Oral Care
  • OTC
  • Women’s Health
  • Wound Care/Other

日本語に訳するのが難しいのでそのまま英語で表記します。OTCは一般向け医薬品らしいです。アスベスト問題の訴訟でやり玉に挙がっているのはBabyCare分野のベビーパウダーですね。BabyCareの一製品のようですが、消費者向けの製品は全体の約17%しかなくその中の一分野の製品なので、この製品自体が売れなくなっても本丸に対する影響は軽微な気がします。売上としてはですけどね。子供向けの製品なので、印象の問題とかそもそも混入したものを赤ちゃんに使ってしまったらと思うと、安全性第一で作ってほしいと思います。12メガブランドを保有していて他社とも差別化しているようです。

 

 

財務

PL

年度2014/122016/012017/012017/122018/12
2019/12/01(コンセンサス(予))
売上高74,331.0070,074.0071,890.0076,450.0081,581.0082,128.37
営業利益20,563.0019,196.0019,803.0017,673.0017,999.0023,731.00
税引前当期利益20,563.0019,196.0019,803.0017,673.0017,999.00
当期利益16,323.0015,409.0016,540.001,300.0015,297.0018,833.80
EPS(ドル)5.805.566.045.315.706.54

(単位:百万ドル)

売り上げはほぼ右肩上がり、営業利益は少し右肩下がって2019年予想は右肩上がりになりそうですね。

 

キャッシュフロー

キャッシュ・フロー
2016/01 連2017/01 連2017/12 連2018/12 連
営業CF19,569.0018,767.0021,056.0022,201.00
投資CF-7,735.00-4,761.00-14,868.00-3,167.00
財務CF-11,136.00-8,551.00-7,673.00-18,510.00
現金同等物13,732.0018,972.0017,824.0018,107.00

(単位:百万ドル)

キャッシュフローも基本的に、お金余ってるなぁという印象です。営業CFは同業種平均の20倍くらいですね。50年以上の連続増配ということですが、配当性向は50%前後とまだまだ余裕があるようです。

 

リスク

1.集団訴訟問題
2.トランプリスク
3.高配当連続増配銘柄は市場平均をアウトパフォームするのか?

今年のジョンソンエンドジョンソンはまさに、集団訴訟問題に揺れた1年でしたね。ベビーパウダーのアスベスト混入問題と、オピオイド系鎮痛剤の訴訟問題で株価が抑えられています。また、ヘルスケアセクターはトランプからもいじめられているセクターで、医療費が高いことをトランプがたたいている印象が強いです。トランプリスクはいずれ解消するかも知れませんが、医療系は集団訴訟のリスクとは常に付き合っていかないといけなそうですよね。

 

3番の高配当連続増配銘柄が市場平均をアウトパフォームするのか?という問題はかなり難しい問題だと思います。少なくともJNJは2019年は11/17現在大きくS&P500を下回っていると思います。好調なMicrosoftやVISAなどに資金を集中したほうが短期的な資産の増加は狙えそうな気がします。まあ、25年後にどっちがよかったかは未来の人が過去を振り返らないとわかりませんが、JNJの業績や財務、事業に関しては鉄板企業であると調べれば調べるほど思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。投資家のなかでも屈指の人気銘柄JNJでしたが、個別銘柄のリスクを回避してヘルスケアに集中したい人はVHTを、市場全体に分散したい人は、VOOなどのインデックスに投資したほうが余計なことを考える必要がなくて楽ですよね。私は、インデックスを購入することを進めていますが、JNJは個別でも保有しています。それは、個別の企業を見るのが楽しいからですね。

自分で保有すると、企業の事業やセクター、財務などにも目が行くので自主学習が捗るのがよいところです。個別企業を細かく見ていくのは、3Mに続いて2社目ですが調べてみるのもなかなか面白いですよね。

 

こんな超優良だと思う企業でも今年1年を振り返るとほとんど株価が上昇していないという事実もあり、個別銘柄の難しさを語っているようです。

 

ぽん太
ぽん太

ここと3Mは新卒の時に、入社試験受けておけば良かったなと思います。

本日は以上です!!

 

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